弥生会計は手軽で気軽な初心者に優しい会計ソフトです。
寺坂誠税理士事務所は弥生会計の役立つ情報を発信中です。
皆様こんにちは!
いかがお過ごしでしょうか。
今回は、銀行やカードのデーターを弥生会計に取り込むスマート取引について記載します。
スマート取引をそのまま使用していてもある程度効率化は図れるのですが、真に効率化を目指すのであれば、よりよいスマート取引の使い方を知ることが必要です。
今回は、スマート取引を使用する上で知っておいた方が良い事項を解説したいと思います。
※この記事は、スマート取引の経験者向けに書かれています。
スマート取引の使い方は弥生会計のHPをご覧ください。お勧めです^^
https://www.yayoi-kk.co.jp/smart/torihikitorikomi/
目次
まず、スマート取引の画面で取り込まれた仕訳を確認します。
すると、通帳間の移動の為ダブっている取引や、既に現金から入力した仕訳など不要な取引がある場合があります。
このような場合、まず初めに不要な取引を削除します。
具体的には「取引の登録をしないに変更する」にチェックを付け、確定させます。
初めに不要な仕訳を取り込まないようにすることで、後で余計な作業が発生しません。
取り込まれた仕訳をスマート取引の画面で丹念に修正をします。
良く分からない数字や、記帳しても意味のないアルファベットの羅列は削除します。
一度この作業をしておけば、基本的には次から学習してくれますので、ストレスなく作業ができます。
例えば、読み込んだ時、次の様な適用になっているとします。
フリコミ:1687076ABC アズミノサンギョウ
このままでは意味が良く分かりません(>_<)…
(帳簿は他人が見て分かるように記帳しましょう♪)
安曇産業 食材仕入
と訂正します。ケースにもよりますが、摘要が同じであれば次回から学習して自動的に変換をしてくれます。
うまくいかないようであれば、次の段落で説明する仕訳ルールの活用をします。
ここが重要なところです。
スマート取引のAI機能だけでは仕訳の精度が低いので、精度を上げるために仕訳ルールを活用します。
文字通り仕訳のルールを自分で設定する機能で、ある摘要を読み込んだ場合、自動的に指定の勘定科目や摘要に変換します。
例えば、アズミノサンギョウという名称で入金があった場合、売掛金(補助科目 安曇野産業)の入金とするという設定を行っておきます。するとアズミノサンギョウという備考で入金があった場合、自動的に売掛金(補助科目 安曇野産業)の入金という処理が行われます。
又、取引の登録が自動的に「する」になりますので便利です。
下記に手順を記載します。
仕訳ルールを設定したい仕訳のチェックボックスにチェックを付け、仕訳ルールとして登録するを選択します。
左側のメニューより仕訳ルールの設定をクリックします。
表示されない場合には、設定メニューの▽ボタンをクリックします。
設定前の画像は下記の通りです。
まず、摘要ですが、「普通預金:ガス トウキョウガス」と一致するとなっています。
これは、完全に摘要と一致する場合のみ仕訳ルールが適用されますので、非常に厳しい設定です。
これを、トウキョウガスを含むに変更します。
このように「含む」に変更することで、摘要にトウキョウガスが入っていれば仕訳ルールが適用されますので随分と仕訳ルールが適用されやすくなります。
この「含む」設定が、非常に、ヒジョーに、ヒジョ~~~に大事です!!!
次に、摘要の設定を行います。
右側の置換後の適用を変更するに変更します。
すると、摘要が入力できるようになりますので分かり易い適用を入力します。
下記の画像を参考にしてみてい下さい。
このような設定をすることで、「トウキョウガス」という文字を含むデーターを読み込んだ場合、自動的に科目は水道光熱費、摘要は「店舗ガス代 東京ガス」となりますので非常に便利です。
又、トウキョウガスという文字の前後に何かアルファベットや数字が入っても、仕訳ルールが適用されますので非常に変換されやすくなります。
さらに、金額の指定もできますので、状況によって細かな設定ができます。
便利な機能ですのでぜひともお試しください。
仕訳ルールを少しづつ増やしていくことで、数か月先にはびっくりするほど経理業務が効率化されますよ!
今回の記事はいかがだったでしょうか?
当事務所では弥生会計を専門に取り扱い、経理業務の効率化を図っています。
スポットのコンサルティングも行っていますのでお気軽にご相談下さい!