寺坂誠税理士事務所は中小企業・個人事業主を応援する安曇野市の税理士・行政書士です。
今回は弥生会計の入力がとっても楽になるテクニックを紹介したいと思います。
どのテクニックも簡単にできて効果が高いものばかりです。
一度試してみて下さい。
目次
弥生会計のデフォルトの設定では文字が小さいと感じる人もいるでしょう。
そんな時はサイズ切り替えボタンの出番です。
下記の画面の「サイズ切替」ボタンを押してみましょう。
表示される仕訳数は少なくなったものの、サイズが大きくなりますね!
もう一度「サイズ切替」ボタンを押すと元に戻りますので、適切なサイズで作業をしましょう。
サイズは、「通常」と「大きい」の2種類です。
私は、入力時には「通常」のサイズ、チェック時には「大きい」サイズとシーンに合わせて切り替えをしています。
100万の数字を入力するとき、「0」をいくつも叩くのは大変ですね。
そんな時は、キーボードで「/」を押しましょう。
一気に0を3つ入力してくれます。
千円を打ちたい時は、「1」と「/」で「1000」となります。
入力している時、どの勘定科目を使用したら良いのか悩んだことはありませんか?
そんな時は、現在弥生会計に登録のある勘定科目を印刷しましょう。
手順は、下記の通りです。
科目の一覧表を印刷する事ができます。
慣れないうちは印刷しておくと便利です。
仕訳を入力していると、前年の仕訳を確認したい!そんな時もあるでしょう。
ただし、いちいちデーターを前期に切り替えるのは面倒です。
そんな時、データーの切替せずとも、前年の仕訳を見る機能があります。
上部に「前年度仕訳日記帳」と表示がされているのが分かりますか?
このままでは見にくいので知りたい仕訳を「検索」ボタンで検索して調べましょう
この画面では、前年度の仕訳の入力ができません。
従って、前年度のデーターに誤って入力する事がありませんので、前年の仕訳を確認する際には、データーを切り替えるのではなく、前年度仕訳帳の機能を使用して確認するのが良い方法です。
仕訳を入力している際、「あれっ、この仕訳いつ入力したのかなぁ?」そんな時はありませんか?
そんな時は、作業した日付を表示する事ができる「作業日付」の設定をしましょう。
まず、仕訳日記帳を開いてください。
その後、上部の表示設定をクリックし、その後、「項目の表示設定」の「作業日付」にチェックを入れます。
すると、画面の右端に作業日付が表示されるのです。
これは便利ですね。
ある日付の仕訳を確認したい!
そんな時どうしますか?
仕訳日記帳から、探すのはとても大変ですね。
検索も、少々時間がかかります。
そんな時に、簡単なのがジャンプ機能です。
例えば、令和2年の9月10日の仕訳を確認したいとしましょう。
まず、仕訳日記帳を開きます。
そして、カレンダー横の「ジャンプ」ボタンから日付を指定します。
すると、あっという間に指定した日付に移動する事ができます。
これは便利ですね!
弥生会計の基本操作に慣れてきたら、いよいよショートカットです。
この機能を使いこなされば、かなり弥生会計の操作が早くなります。
仕訳を入力していると、同じような仕訳を連続して入力する事があるでしょう。
そんなとき、いちいち入力していくのは面倒です。
そんな時は、「Ctrl」+「C」ボタンを押しましょう。
上段の内容をコピーしてくれます。
これは、勘定科目、金額、内容、全てコピーをすることができますので非常に便利です。
行を削除してくれるショートカットです。
「Ctrl」+「Delete」ボタンを押しましょう。
次の項目を移動する場合には「Tab」、前の項目に戻る場合には「Shift」+「Tab」を押しましょう。
金額の項目で「F4」を押しましょう。
電卓が表示されますので、計算結果を入力する事ができます。
電卓が無い時に便利です。
弥生会計の腕が上がるとマウスで操作することが少なくなってきます。
そんな時役に立つときがこのショートカット
仕訳辞書や勘定科目を選択する画面で 「F4」 を押しましょう
すると、選択リストが表示されます!
給料の支払いや、固定資産の売却など、仕訳が複数の行にわたることがあります。
この時使用するのが振替伝票です。
この時、借方若しくは貸方の金額の合計額を一瞬で入力する方法があります。
うまく使えば、入力の効率化が図られます。
この時点で、貸方の合計は「355,530円」です。
すると、貸方の合計額「355,530円」が借方の「給料手当」の額に瞬時に入力されます。
仕訳を入力していると、複数の仕訳の誤りに気が付くことがあります。
この時に一つづつ仕訳を削除するのはとても面倒で時間がかかるものです。
この時、誤った仕訳を一気に削除する方法をご紹介します。
※この時、右クリックをしないように気を付けて下さい。選択が解除されてしまいます。
弥生会計を使用していると、過去の仕訳を見たい時があります。
前期の仕訳帳からも過去の仕訳を確認できるのですが、どうしても前期に戻ってデーターを確認したいときや、過去の試算表・決算書を印刷したいときがあります。
その時、年度切り替えを行い、過去のデータを確認するのですが、うっかりそのまま過去のデータに入力してしまう事があります。
このミスは大惨事につながりますので、是非とも防ぎたいものです。
そんな時に便利なのが、「仕訳の入力制限」機能です。
上記の例ですと、令和4年4月30日に設定されています。
したがって、令和4年4月30日以前の日付で仕訳を入力することができません。
弥生会計で困っている操作、能率化したい操作ががありましたらご連絡下さい。
対応が可能なものであれば、調査して、ブログにアップしたいと思います。
お気軽にお問い合わせください。
さらに、弥生会計を極めたい方は下記の記事もご覧ください。
2021年6月3日 初回投稿
2022年5月25日 ⑴「10 過去のデーターをロックする方法 便利な仕訳の入力制限」を追加
⑵ ショートカットの追加
今回の記事はいかがだったでしょうか?
当事務所では弥生会計の導入支援・導入後のサポート、弥生会計のパーソナルレッスンを行っています。
一度、弥生会計の操作を習得すれば、費用をかけずに確定申告が出き、トータルで見れば非常にローコストで会計・確定申告業務を行う事ができます。
ご興味のある方はぜひ一度お声がけ下さい。